嘔吐物処理時にはディスポ(使い捨て)タイプの
用具類を使うのが一般的ですが、
清掃に使うバケツや罹患者が使ったうがい受け、
汚物で汚れた衣類やタオルなどはどうしますか?
そのまま洗濯機へ?!
いえいえ、それでは感染対策として心配です。
汚物で汚れてしまったうえに、 菌やウィルスまで付着している汚れた衣類やタオルも、
『洗浄水』を使って洗濯できます!
汚れた衣類をビニール袋に閉じ込めても、
菌やウィルスは汚物をエサに、 その中で更に繁殖しています。
二次感染を防ぐためには
一刻も早く、除菌することが大切です。
『洗浄水』なら、次亜塩素酸ナトリウムのように
生地が漂白されることなく安心して除菌ができ、
たんぱく質(汚物)も分解するので、
洗濯仕上がりも一層清潔になります。
汚れた衣類はビニール袋へ・・・の前に、
『洗浄水』を入れたバケツに入れて
浸け置きを!
汚れた衣類に付着した固形の汚物はできるだけ取り除いてから、
『洗浄水』液を衣類がまるごと浸かる程、
ヒタヒタに入れて
くださいね。
そして、繊維の奥まで浸透させながら除菌を十分に行うために、
下着などの小さい衣類なら10~15分、
トレーナーなどの中サイズ衣類なら30~1時間ほど
シーツやバスタオルなど大型サイズなら2~3時間ほど、
じっくり漬け置き
してください。
時間経過後は、漬け置いた液体ごと洗濯機に投入し、
通常運転モードでいつもの洗剤を入れて
ふつーに洗濯するだけ。
水量は多めで、注水しながら2回すすぎ、がよいです。
洗濯機が近くになくてすぐに洗えないときは、 漬け置き衣類を手でしぼり、滴る液が漏れないように ジップロックなど密閉できる袋に入れて持ち帰ってから洗濯で。
他に特別なことをする必要はありません!
『洗浄水』なら、汚染衣類を洗浄・除菌するだけでなく、 おまけに洗濯槽の石鹸カスやカビまで落として、 ステンレスもピカピカ、きれいにしちゃうんです。
どうでしょう?!
『洗浄水』を使うメリットを読み取っていただけましたか?
最後に、気を付けていただきたいことを書いておきます。
<注意①>
漬け置き時に固形汚物のカスが混じっていたら
洗濯機に投入する前にすくって取り除きましょう。
クズ取りネットに収集されたり、洗濯槽の目に付着したり、
なんとなく気持ち悪い、ですよね。
<注意②>
漂白作用はないので色が抜けて白くなることはありませんが、
衣類によっては”色落ち(色褪せ)”する可能性
はあります。
特に、”濃い色”(紺、青、黒、赤など)の生地は注意
です。
買ったばかりのジーンズを洗うときをイメージしてください。
水にうっすらと色がついて、生地はすこーし色が薄くなる、
そんな感じです。
白系の衣類を一緒に洗うときは色移りするかもしれませんので、
分別洗いした方がよいでしょう。
ただ、汚染衣類を除菌せずに洗濯機で洗うわけにもいかないので、
”色落ち”に関してはうま~くかわしていただいて、
お気に入りの服なら特に、”ゴミ”として捨てずに、
清潔な状態にリセットして大事にしてあげてください。
<注意③>
使ったバケツや流し場、蛇口まわりなどは
十分に水洗い
してください。
『洗浄水』の液が飛び散って残ったまま放置すると、
水分が蒸発した後、白い粉(ケイ素)が残ってしまいます。
人畜無害な成分ですが、辺りが白っぽくなるのは嫌だと思います。
尚、『洗浄水』は、「強アルカリ」なので、 使用時は、使い捨て手袋か 炊事手袋を必ず使ってくださいね。
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